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BIOS基礎


起動時のBIOS

パソコンを起動した直後に画面に現れるのがBIOSの出力しているセットアップ画面です。それを見ることによってBIOSが何をしているかを知ることができます。とは言っても結構速く出たり消えたりするので読むのはたいへんかも知れません(英語が得意な向きなら大丈夫?)。

メーカー製のマシンの場合は、その会社のロゴなどが表示されていて、BIOSのセットアップ画面が見えないようにしているものもあります。これは初心者がパソコンを使う際に複雑な面を隠すという意味合いがあるようです。設定によっては見えるようにできるものもあります。

[表1]パソコン起動時のBIOSの動き
電源投入
チップセットの初期化(C-MOSを参照)
メモリのチェック
非プラグ&プレイ機器の設定
プラグ&プレイ機器の設定
起動(MBR読み取り)

具体的な挙動としては[表1]に示したような流れで行われ、逐次画面に表示されます。

電源投入

電源を入れたらBIOSが一番最初に動きます。そのためメインボード上にROMとして実装されています。

チップセットの初期化

BIOSはROMなので、決められた設定を保存することはできません。そのため俗にC-MOSと呼ばれるSRAMに設定情報を保持しています。SRAMは電気が供給されている間、データを保持するRAMで、メインボードの基板上には電気を供給するためのリチウム電池が実装されています。BIOSはそのC-MOSに記憶されている情報を読み取り、チップセットを初期化します。

メモリのチェック

チップセットが動き出したらメモリのチェックをします。通常はすべてのメモリ領域に対して正常かどうかを確かめます。画面にはチェックしたメモリを実装されているだけの容量までカウントされているのを見ることができます。多少時間がかかるので、急いでいる向きはチェックを飛ばすこともできます。

非プラグ&プレイ機器の設定

IRQの自動割り当てができない機器の情報を読み取り、それを元にIRQの割り当てなどを行います。

プラグ&プレイ機器の設定

プラグ&プレイに対応している機器は、セットアップ情報をハードウェア自らが保持していて、システムとその情報をやり取りしてリソースが衝突しないように自動的に割り当てることができます。非対応のデバイスはこれらのデバイスと同時に設定しようとするとリソースの衝突してしまうことが多いので、こちらをあとに設定します。

起動

ハードウェアの初期化が一通り終わったところでMBRを読み取り、OSを起動します。その後、システムの制御をOSに引き渡します。


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