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このページでは、FTP(File Transfar Protocol)でのファイルのアップロード方法を解説します。

FTP?アップロード??

最近では、ブラウザ上で簡単にファイルのアップロード(HTMLファイル等をサーバーへ送ること)ができるサイトもあります。しかしながら、もちろん、その機能がないサイトへはブラウザからのアップロードは行えません。一般的に、ファイルのアップロードは、FTP(エフテーピー:File Transfer Protocol)というプロトコル(決まりごと)を使って行います。FTPとは、「ファイルをインターネットで転送する時の決まりごと」のように考えてください。なんだか難しそうですね。いいや、簡単です!FTP専用のソフトウェアを使えば、FTPなどという言葉さえ気にせずにファイルのアップロードが行えます。

ファイルをアップロードするには何が必要なのでしょう?

今回は、フリーウェア(無償)のFTPソフト、「FFFTP」を使用して話しを進めます。
製作者増田純さんのページはこちらです。

では、具体的にはどうするのでしょう?

「FFFTP.exe」を実行しますと、左側のスペースに自分のコンピュータの中身、右側のスペースは真っ白です。右側のスペースには、このソフトで目的のサーバーに接続した時に、お客様のホームページのファイルなどの一覧が表示されます。

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FTPを使用してファイルをアップロードするためには、FTPでサーバーに接続しなくてはいけません。ひと口に「インターネットに接続する」と言いましても、インターネットで何をするのかという目的により、サーバーへの接続は異なるのです。ホームページの閲覧ができてもFTPサービスの接続は別途必要なのです。では、接続、アップロードの手順を追って見ていきましょう。

Sessionのプロパティの設定

「FFFTP.exe」を実行しますと、「ホスト一覧」ダイアログが開きます。初めての実行時にはお客様の使っているサーバーの情報は何も出てきません。「新規ホスト」ボタンを押してください。そうすると以下のような「ホストの設定」ダイアログが表示されます。(「ホスト」とは、お客様のプロバイダにあるFTPサーバーのことです)

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ここではFTP接続に必要な情報を入力します。プロバイダとの契約時に、FTPに関する情報が通知されていると思います。その情報に基づいて入力して行きます。

ホストの設定名 入力する情報の名前です。どんな名前でも構いません。
ホスト名(アドレス) サーバーへのアドレスを入力します。例えばNASのFTPサーバーであれば、「ftp.nas.ne,jp」といった要領です。
Host Type サーバーのタイプを選びます。通常は触らないでください。またプロバイダによっては選択しなければならないところもあるかもしれません。プロバイダの指示に従ってください。
ユーザー名 プロバイダへのお客様のIDを入力します。
パスワード 「ユーザー名」に対応するパスワードを入力します。パスワードは「*」で表示されます。
anonymous ゲストログインをする時にのみチェックします。ほとんどの場合パスワードはお客様のEメールアドレスとなります。
ローカルの初期フォルダ ログインをした時のローカルフォルダを指定します。
ホストの初期フォルダ ログインをした時のホスト(サーバー)側のフォルダを指定します。
最後にアクセスしたフォルダを次回の初期フォルダとする 前回ホストに最後に接続したホスト側のフォルダを初期フォルダに設定します。

は必須事項
*詳しくは附属のヘルプファイル、「FFFTP.hlp」をご覧ください

接続
必要事項を入力後、「ホストの設定」中の「OK」を押しますと設定が記憶されます。「ホスト一覧」ダイアログの「接続」ボタンを押しますと接続作業が開始されます。右側のスペースにサーバー側のファイルの一覧が表示されましたらFTP接続は成功です。
ファイルのアップロード
左側のスペースで、アップロードをするファイルが存在するフォルダへ移動します。目的のフォルダをクリックすると、そのフォルダの中身が表示されます。アップロードするファイルが見つかりましたら、そのファイルを選択します。

ここで…アップロードとは?

アップロードと、ホームページのアップロードとでは違うの? 同じことです。アップロードとは広い意味で「サーバーへファイルを送ること」を指します。特にホームページ(HTMLファイルなど)を送る時に「アップロードする」と言います。
なぜアップロードする必要があるのですか? せっかく作ったホームページも公開しなくては意味がありません。その公開の手続きをしてくれるのがプロバイダにあるサーバーなのです。個人のパソコンとは仕組みが違うのです。サーバーへHTMLファイルを送ることによってホームページを公開することができます。
アップロードするのはHTMLファイルだけですか? いいえ。HTMLファイルの中にイメージ(画像)を貼り付けた場合などは、そのイメージファイルも一緒にアップロードします。イメージや、音楽のファイルをアップロードする場合は、転送のモードを「バイナリ―モード」、HTMLのようなテキスト(文字)で構成されたファイルは「アスキーモード」でアップロードします。
バイナリー?アスキー?? アップロードをする時には対象のファイルの種類に注意をする必要があります。この切り替えを間違えるとちゃんとファイルがアップロードされない場合があります。バイナリーとは、文字情報ではないファイルのことで、例えばイメージ・音楽・動画などのファイルがそうです。アスキーモードでアップロードするファイルは文字で構成されたファイルのことを言います。「FFFTP.exe」では、上から2段目のwpe21.jpg (846 バイト)ボタン(アスキー)、wpe23.jpg (857 バイト)ボタン(バイナリー)で判別します。また、wpe24.jpg (836 バイト)ボタンを選択しますと自動でモードの切り替えをしてくれます。

次に、左側のスペースで、アップロードをする場所(サーバー側でのファイルの保存場所)に移動します。最後に 上から2段目の「↑」ボタンを押しますと、ファイルがサーバーへ(右側のスペースへ)コピーされます。サイズの大きなファイルをアップロードする場合、時間がかかることがあります。

ファイルのダウンロード
サーバー側からファイルをダウンロードする時は、アップロードの時と同じ要領でフォルダを選択し、最後に 上から2段目の「↓」ボタンを押しますと、ファイルのダウンロードができます(左側のスペースへコピーされます)。
9/13/1999 那須インターネットサービス