仮想デバイスから受け取ったIPフレームもしくはEthernetフレームを、TCPでトンネリングします。
また、Emotion Linkクライアントとサーバ間のTCPセッションを維持し続けることで、NATを超えた通信を実現します。

Emotion Linkサーバとクライアント間で、SSLを用いて暗号化することによりセキュアな通信を実現しています。
サイファーとしては AES 128bit を採用しているため、通常のVPNと同等のセキュリティレベルの通信ができます。

Emotion Linkクライアントに対して仮想的に割り当てられるIPアドレスは、IPv4だけではなくIPv6にも対応しています。
このため、既存のIPv4のネットワーク環境を変更せずに端末レベルでIPv6化を行うことが可能です。

Emotion Linkのクライアントソフトウェアは、ワンクリックでダウンロードからインストールまで行うことが出来ます。
PCのネットワーク設定を変更する必要もありませんので、誰でも簡単にインストールできます。

Emotion Linkのクライアントソフトウェアは、OSからは仮想的なネットワークデバイス(NIC)として認識されます。
これにより、利用するプロトコルに依存しない通信を実現しています。

Emotion Linkのクライアントソフトウェアは、Layer2を仮想化するモードとLayer3を仮想化するモードの二つを取り揃えております。
このため、用途に応じたクライアントソフトウェアをご利用いただけます。

回線状況が不安定な時などにEmotion Linkの接続が切れてしまっても、自動的に再接続が行われるため、回線状況を意識せずにご利用いただけます。

Emotion Linkはサービスのプラットフォームとしての利用を前提として開発しているため、数十万の端末が接続されるような用途にも対応しています。
また、徐々に接続端末数が増える場合にも、Emotion Linkサーバを増設することで対応できるので、サービス規模に応じた最適なシステムで運営が可能です。